令和2年度に愛知県が行った、医療的ケア児者支援社会資源現況調査の結果が報告さています。
その中で今回は訪問看護ステーションを対象とした調査結果をお知らせします。
調査票回収率:43.8%(818 事業所中配布中 358 事業所回収)
医療的ケア児者への支援の実施状況
「支援を実施している」が152事業所(42.5%)
「今後予定・検討あり」を含めると207事業所(57.8%)でした。
医療的ケア児者への支援を実施している事業所の課題と支援を実施していない事業所の理由
医療的ケア実施のスキル不足164件(45.8%)
次いで看護師確保が困難との回答が147件(41.1%)であったことが明らかになりました。
医療的ケア児者へ緊急時のサービス提供について
サービス可が166事業所(46.4%)で、条件付きで可を含めて208事業所(58.1%)と半数以上で可能との回答でした。
(※可能となる条件:定期的な利用がある方のみ、医療的ケアの内容による等)
調査票の回収率が43%であるため実態とは異なるところもあるかもしれませんが
まだまだ地域での医療的ケア児者への支援の体制が不十分であることが伺える内容となっています。