社会福祉法人全国社会福祉協議会 全国保育士会が
全国の保育所・認定こども園で行われている医療的ケア児の保育実践から
事例集を作成しています。
医療的ケア児とそのご家族が利用できる社会資源は
必ずしも十分には整備されておらず
地域差も大きいのが現状です。
医療的ケア児の保育にあたって
看護専門職が配置されている保育所・認定こども園等は
全国でも約3割にとどまっているようです。
保育所・認定こども園での医療的ケア児の保育ニーズが高まっていく中で
各市町村での円滑な受け入れをはかるため
ガイドラインも作成されています。
名古屋市でも
平成31年度に「医療的ケア児保育支援モデル事業」として予算がつき
看護師を公立保育所に配置するモデル事業が実施されました。
保育所・認定こども園は
医療的ケア児にとって、多くの経験を重ね、学び、成長する場のひとつとして
その役割を果たしていくことが求められていますが
私たち訪問看護師も
地域で医療的ケア児を支援していく専門職としての責務を
どのような連携方法や働きかけを通して果たしていくのか
考えていく必要があります。